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視察研修等報告 (北海道札幌市/小樽市/千歳市)

下記のとおり実施いたしましたので報告いたします。

1 実施日
  平成24年7月 3日 から7月 5日

2 参加者名
  中村 浩、大西 克美、太田 龍三

3 研修・視察先及び事項
  ・北海道札幌市 ワーク・ライフ・バランス取り組み企業応援事業について
  ・北海道小樽市 観光集客について
  ・北海道千歳市 ホトニクスバレープロジェクトについて

4 視察概要

【札幌市】7月3日(火)13時30分~14時30分まで(市役所にて概要説明)201207a.jpg
○ワーク・ライフ・バランス取り組み企業応援事業について 子ども未来局は、「ワーク・ライフ・バランス取組企業応援事業」を平成20 年7 月15 日にスタートさせた。
ワーク・ライフ・バランスとは、やりがいのある仕事と、家庭や地域での充実した生活を両立させるもので、この推進が子どもを生み育てやすい社会の実現につながると期待され、スタートされた。
この事業では、ワーク・ライフ・バランスに取り組む企業を認証し、それらの企業に対してアドバイザーの派遣や、助成金による支援を行うことで、市民1人1人が真に豊かで幸せに暮らす社会の実現を目指すものである。
対象企業は札幌市内に事業所のある企業

1.事業内容
(1) 認証制度
ワーク・ライフ・バランスの取り組みを宣言し、所定の申請を行った企業を、札幌市が認証する(取り組み状況に応じてステップ1、2、3※に認証)。認証した企業には、認証書と認証ステップを記したポスターを交付。企業はこれを社内に掲示することにより、従業員や来訪者にその取り組みをアピールできる。  
また、ホームページ(http://www.sapporo-wlb.jp/)において、認証企業を紹介している。
ステップ1(取組推進宣言企業):ワーク・ライフ・バランス取組宣言シートにより、取り組み内容を明らかにすること。就業規則を労働基準監督署に届け出ていること。(従業員数10 人以上の企業)
ステップ2(行動計画策定企業):次世代育成支援対策推進法に基づく一般事業主行動計画を策定し、届け出ていること。
ステップ3(先進取組企業):労働関係法令に基づく最低基準を上回る制度を規定していること。
(2) アドバイザー派遣制度
従業員300 人以下の認証企業に対し、さらなる取り組み促進のため、「ワーク・ライフ・バランス推進アドバイザー※」を派遣している。 ※ 中小企業診断士または社会保険労務士で、札幌市が実施する「ワーク・ライフ・バランス推進アドバイザー養成講座」を受講し、登録された方。
(3) 助成金制度
従業員300 人以下の認証企業に対し、下記の要件に応じて助成金を交付する。
① 平成20 年4 月1 日以降、初めて育児休業取得者が出た企業:30 万円
② 平成20 年4 月1 日以降、初めて連続7 日間以上の男性の育児休暇取得者が出た企業:10 万円

2. シンボルマークについて
バランスの「B」をモチーフに、丸みを帯びたデザインは、ハートや胎児、パレットなどにも見え、ワーク・ライフ・バランスがあらゆる人にとって欠かすことのできない、多様性を持ったものであることを表している。札幌市立大学デザイン学部メディアデザインコースの学生が作成とのこと。ステップ2、3 に認証された企業は、このマークを企業のパンフレットなどに使用することができるとのこと。

3. これまでの経緯
平成18 年9 月4 日に、上田市長と札幌商工会議所の高向会頭との会談が行われ、ワーク・ライフ・バランスの推進が少子化対策として極めて有効な手立てであるだけでなく、企業にとっても、優秀な人材の確保や仕事の効率化、企業イメージの向上など大きなメリットがあることから、この推進に向け、連携して機運を高めることを確認したとのこと。
平成19 年6 月には、従業員10 人以上を有する札幌商工会議所会員5,500 社を対象とするアンケート調査を行い、市内企業の実態や事業主の意識を把握し、推進に当たっての課題を明らかにしたとのこと。
さらに、平成19 年10 月から平成20 年3 月にかけては、この制度構築のため、札幌商工会議所をはじめとする団体の方々から意見を聞く検討会議を4 回実施し、企業にとって参加しやすい事業の構築に努めてきたとのこと。
ワーク・ライフ・バランスの推進推進●●ワーク・ライフ・バランスの推進●● 社会全体でワーク・ライフ・バランスが実現されるよう、普及啓発を進めるとともに、積極的に取り組む企業を独自の基準で認証し、主に次のような支援を行っている。

【数値目標】
認証企業数累計: 304社(H23) → 450社(H24)
<支援内容>
助成金の支給:育児休業取得助成金(20 万円)、男性の短期育児休暇取得助成金(10 万円)
アドバイザー派遣:社会保険労務士・中小企業診断士の無料派遣
契約上の優遇:工事契約の入札参加資格審査時に主観的評定点を加算、物品役務契約・指名競争入札や随意契約の際に優先的に選定
推進員養成研修:経営層・労務担当者等を対象にした研修
産業振興資金借入・利子相当額一部助成:一定の要件を満たした認証企業に「産業振興資金」の借入利子の一部を助成(上限10 万円)

所見
・少子化問題は、鈴鹿市でも大変考えさせられる問題である。
・札幌市の場合と鈴鹿市の場合の出生率及び順位を示す。(全国786市対象)

 

札幌市

順位

鈴鹿市

順位

2007年(平成17年)

1.08

370

1.57

77

2009年(平成19年)

1.01

767

1.52

193

2012年(平成23年)

1.01

759

1.52

189


※データで見る限り、ワーク・ライフ・バランスの効果は、出ていないようには見られるが、やりがいのある仕事と、家庭や地域での充実した生活を両立させるためには、この推進が子どもを生み育てやすい社会の実現につながると期待するものである。
また、この取り組みで是非、鈴鹿市でも導入したいのは、契約上の優遇で、入 札参加資格審査時に主観的評定点を加算、物品役務契約・指名競争入札や随意 契約の際に優先的に選定する点である。


視察概要
【小樽市】7月4日(水)13時30分~15時30分まで(市役所にて概要説明)201207b.jpg
○観光集客について 平成23年度 小樽市観光入込客数の概要 ※詳細は別紙参照
1.観光入込客数
603万6,000人、対前年度64万1,700人の減、対前年比90.4%   昨年3月に発生した東日本大震災とそれに伴う福島第一原子力発電所の事故により、国内においては、旅行の自粛ムードが高まり、海外においては、原子力発電所の事故による放射能問題や円高の影響から、本年度上期の観光入込客数は、対前年度比85.5%と大幅な減少となった。 ゴールデンウイークを境にして、国内外の観光客について徐々に回復傾向 がみられたことから、下期では、ほぼ前年度並み程度まで回復したが、上期の大幅な減少により、全体では、前年度を1割程度下回る結果となった。 最後に、外国人宿泊客数は、諸外国政府による渡航禁止が次第に緩和されたことを受け、下期は回復基調を示したが、こちらも上期の減少が大きく影響し、全体では前年を3割程度下回った。

2.道外・道内客数
道外客数166万9,900人、対前年度16万7,700人の減、対前年比90.9%   道内客数436万6,100人、対前年度47万4,000人の減、対前年比90.2%   道外客数は3割、道内客数は7割。また、道内客数の7割の内の7割が近郊の客数である。

3.宿泊・日帰り客数
日帰り客数547万2,500人、対前年度62万700人の減、対前年比89.8%   過去最高で970万人があった。   宿泊客数56万3,500人、対前年度2万1000人の減、対前年比96.4%   宿泊客延数64万3,600人、対前年度1万9,700人の減、対前年比97.0% ここ数年右肩下がりである。ホテルの宿泊キャパ数が4,200人/日であることと、JRや車で30分で札幌市へ流れてしまうことが要因。

4.修学旅行宿泊客数
2万915人、前年度3,790人の減、対前年比84.7%   241校、前年度19校の減、対前年比92.7%

5.外国人宿泊客数
外国人宿泊客数3万2,265人、対前年度1万7,222人の減、対前年比65.2%   外国人宿泊延数3万9,176人、対前年度1万6,437人の減、対前年比70.4%    

所見
インバウンド戦略の一つで観光案内所(運河プラザ)に英語・中国語・韓国語 の通訳及び観光案内集を集約させたことは、効率的であり是非、鈴鹿市のイン バウンド戦略として参考したい。また、外国人観光客への対応のお手伝いがで きるよう「おもてなしツール」を作成したこと(販売店でよく使われる会話 をまとめたもの。挨拶やよく使う言葉、品物を勧める時、交渉や支払い、宣伝 や注意、緊急時や病気など)も合わせて参考としたい。


視察概要
【千歳市】7月5日(木)13時00分~14時00分まで(千歳アルカディアプラザにて概要説明) 201207c.jpg
○ホトニクスバレー・プロジェクトについて
産学官共同で創る光技術の研究開発拠点 『ホトニクスバレープロジェクト』    
「光技術」は、21世紀を牽引する先端技術として、情報通信や医療の他さま ざまな分野で注目され、研究されている。 この「光技術」をテーマに、産・学・官連携により、先端技術の研究開発・産業の高度集積された拠点の形成を目指すのが、「ホトニクスバレープロジェクト」である。

ホトニクスバレー :ホトニクス(Photonics)とは、光技術の意味。アメリカ・シリコンバレーの光技術版 と して、「ホトニクスバレー」と名づけられた。

目的 :光技術の研究開発拠点の形成、21世紀を牽引する新産業や新技術の創出、育成 。

基盤技術 :キーテクノロジーは『光』 、有機半導体デバイス、フォトニックネットワーク、ナノテク関連技術の研究開発を展開

中核的機能 :【千歳科学技術大学】 学術研究の推進 、人材の育成、頭脳集積、人知還流。 ※人知還流とは、有能な人材や研究成果を社会に放出し、その果実を社会から大学に還流させること

【ホトニクスワールドコンソーシアム】
共同研究の推進 、技術コーディネート、 研究成果の事業化。

所見
産学官の共同研究推進・支援事業で地域コミュニティーを形成できていること は、非常に参考になる。(経産省より1億円/3年を企業に対して助成金いた だいている。)  
千歳科学大学発のベンチャー企業である『ハローちとせ』を活用して啓発・ 啓蒙に努めている点は参考となる。  
eラーニングシステムを開発し、収益金をPWC(ホトニクスワールドコン ソーシアム)と千歳科学大学へ入金していることは参考になる。
光に特化した研究開発推進団体であって、戦略的基盤技術高度化事業等で他の 追跡を許さない医療技術や医療製品また、他環境技術製品を世に出し、成功途中であるプロジェクトであることが伺えた。
鈴鹿市の「SUZUKA産学官交流会」も国からの金銭支援を頂ける大きなプロジェクトができる『何か』を共に考え、取り組みたい。




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