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視察研修等報告(千葉県松戸市,東京都品川区,静岡県熱海市)

下記のとおり実施いたしましたので報告いたします。

1 実施日       平成24年1月18日 から1月20日
2 参加者名      大西 克美、太田 龍三
3 視察先及び事項  千葉県松戸市 空き家等の適正管理に関する条例について
              東京都品川区 街のお助け隊 コンセルジュの活動について
              静岡県熱海市 外国人観光客の誘致について
4 視察概要

 【松戸市】1月18日(水)14時00分~15時30分まで(市役所にて概要説明)

○空き家等の適正管理に関する条例について
24118a.jpg松戸市においては、これまで管理不十分な空き家等の所有者に対して適正な管理を行うよう求めるため、平成18年12月22日より樹木等の繁茂に関する相談対策連絡会議設置要綱により、関係部署が連携し、所有者等に適正に管理するように要請を行ってきた。
この管理不十分な空き家等は、建物への不法侵入者による犯罪の発生、建物の老朽化等による建物の倒壊により、周囲の住民の生命及び財産に被害のおそれ、そして、鼠や害虫の発生、敷地に植生する樹木等の繁茂が敷地境界を越えることなど、周囲の生活環境を悪化することが懸念され、結果、地域住民の安心・安全に不安をもたらすこととなる。
また、超高齢化が急速に進展する中で、今後、管理不全な空き家等が増加することも予想さる。
行政が推進しなければならない「安心して暮らせるまちづくり」のため、空き家等の所有者等の責務を明確にし、市として行う適正な管理を求めるための指導、助言、勧告及び命令を規定し、さらには、この命令に従わない所有者等を公表する規定を設けることで、空き家等の所有者等の適正管理を強く促していこうとするための条例を平成23年9月のパブリックコメント手続きを経て制定し、平成24年4月1日から施行することとした。
※平成19年~23年9月の管理不十分な空き家等の苦情件数は、113件あり、改善ができたのが47件、残り66件を条例制定後、指導していくとのこと。
※消防署調査によると松戸市内の空き家等は90,622棟中121棟(0.1%)とのこと。

所見 鈴鹿市も松戸市同様、空き家のみならず、空き地の雑草等の除去に悩まされているのが現状であり、1日も早く先例市に習うべく、強く推し進める。


【品川区】1月19日(木)10時00分~11時30分 (街のお助け隊 コンセルジュ事務所にて概要説明)

○街のお助け隊 コンセルジュの活動について
24118b.jpg障子の張り替えや、庭の手入れ、換気扇の掃除など、高齢者が自分でするの は大変なちょっとした作業を元気で経験のあるシルバー世代が有償ボランティ アとして引き受けるという活動。6年前より活動している。リタイアした大工さんや植木屋さん、内装業、電気工事などの職人さんが何か人のお役にたてるならと登録。依頼の内容に応じて格安の料金で困りごとをお手伝いしている。この地域の人は、身元がしっかりしているので苦情は、1件もない。地域通貨を使い、1枚1,000円のクーポン券を買ってもらい、活動されたボランティアの方がクーポン券を持ってきたら商品券と交換し、商店街の活性化にも繋げている。
電球交換・水道パッキン交換は1,000円、花の手入れ・タンスの移動・畳の表裏・ペンキ塗り・リフォームは見積もり作業として、見積書を見せ、打ち合わせをしている。
ボランティアの登録者は、900人。エントリーされているのは、その内100人、また、その内20人は常に活動をしている。  

所見 定年しても、まだまだ働ける方は、多いです。こうした元気な年配の方の知恵、力は地域の力にも繋がります。鈴鹿市においても各種団体があります。しっかりとフォローができる体制づくりに重点を置く。


【熱海市】1月20日(水)13時00分~14時30分まで (市役所にて概要説明)  

○外国人観光客の誘致について
24118c.jpg熱海市は、「西の別府、東の熱海」と称されてきた日本を代表する温泉の街である。しかし、観光客数の推移からもわかるように、近年観光入込数も年々減少し、閉鎖に追い込まれる宿泊施設も増加している。これは、国内での競争激化、海外旅行市場の拡大、また、男性団体客から女性や家族連れといった小グループへの客層の変化が主な原因である。
熱海市は、もともとは、社員旅行主体の男性団体客で発展してきた温泉街である。そのため宿泊施設の多くは施設の大型化を図り、施設内にすべてをそろえた。宿泊客もバスで旅館へ直行し、入浴もそこそこに宴会で大騒ぎ。翌日はそのまま街を素通りして帰るため、街全体の魅力に関しては、観光地の発展においてはあまり関係がなかった。だが、最近の観光客が求めているものは、街全体の魅力である。そのため、現在熱海市では、従来の宴会宿泊型だけでない、新たな観光都市イメージ、国際観光温泉文化都市として再生を図るため様々な取り組みがなされている。  
「熱海市観光基本計画」は、熱海にかかわるすべての方が一体となって魅力的な都市 にしていく共通目標・指針として策定。 熱海の目指す・・・宿泊客数、観光基本計画2017 年までに 330 万 人(うち外国人 10 万人)にする。但し、平成24年度の宿泊観光客は、現状維持の284万人。 [連泊率]・・・ 企画を支援していくとともに、新たな温泉表示システムについて検討している。温泉を核に ・・・ 資源の創出。花による街 づくり、夜の賑わいの創出(サンビーチライトアップ含む)、エンターテイメント施設の誘致等により、新しい魅力づくりを進めている。  

所見  これまでの観光というと温泉や、テーマパークというイメージが強かった。しかしこれからの観光目的は宿泊需要をみると見物・保養だけではない。これからの観光は、地域を再構築し、人口減少社会の中で交流人口を増やすことによって地域に不足する需要を補填し、地域活性化の推進力にする基幹産業として観光を考えるべきである。そして、「地域の魅力を高めて、人をひきつけ、所得を確保すること」を目標とすることが重要であることが分かった 。そして今後の観光は次の3つの要素から成り立つことが分かった。
1点目は、「地域の魅力を高める」である。まず、人々をその地域に呼び込むには、その地域に住む人々がその地域を好きになるように、地域の魅力を高めなければならない。これは、国が観光立国実現への方向付けとして、「住んでよし、訪れてよしの国づくり」を掲げている。まずは、住む人にとって魅力的な「住んでよし」の地域にすることが必要である。
2点目は、「アピール」である。ただ地域の魅力が高まるだけでは、もちろん交流人口の増加には繋がらない。その魅力を効率的に多くの人々に伝えなければ、人々を引きつけることはできない。一般的には、インターネットを利用するという手段が用いられているが、1番重要なのは、直接的な誘致活動である。アンテナショップ等の開設をして直接的な売り込みにより、観光地のイメージが浮かびやすくなる。
3点目は、「リピーターを増やす」ことである。観光振興の狙いは地域の活性化である。安定的な地域の活性化のためには、リピーターが必要となってくる。人口が減少しているため、次から次へと新しいお客は生まれない。1人の旅行者が何度も訪問してくれることが、今日の社会で所得を安定的に維持する最重要条件である。そのためには、顧客の満足度を高めることが重要であり、地元の人々の暖かさや宿泊施設の対応が求められる。地域に密着した旅行商品を提供することで、旅行者側も充実した旅が出来ることが伺える。そして、観光地側もそれらの商品・サービスの地元調達率が高いほど地域への経済波及効果も高くなり、地域の活性化に繋がる。  

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鈴鹿市議会議員 大西克美
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